メディア 運輸向け健康支援

【harmo導入インタビュー】有限会社舞子運送 #03 「今まで以上に社員を知ることができるようになった」。服薬管理が、会社とドライバー双方の安心に繋がる。



有限会社舞子運送 代表取締役 河原 靖典 様
神戸市に拠点を置く有限会社舞子運送は、2021年から5年連続で「健康経営優良法人認定制度 ブライト500」に認定されています。数々の表彰や登壇実績を持つ同社ですが、その取り組みの原点には、2017年に起きた社員の重大な病気がありました。
「健康を本人に任せるだけでは、社員を守ることはできない」
その思いから健診後フォローを徹底し、さらに一歩踏み込み、現在は服薬の状況まで把握する体制を構築されています。目指しているのは、社員が長く安全に働き続けられる「運転寿命」の延伸です。
本インタビューでは、その健康経営の進化の過程を全3回で伺います。




#02では、徹底した健診後フォローなどの健康経営が、「運転寿命」の延伸にも結び付いていることを伺いました。
harmo導入インタビュー 有限会社舞子運送 #02 「会社が健康を考えてくれている」実感が4割から8割へ。徹底した健診後フォローと「運転寿命」延伸への挑戦。
最終回となる#03では、さらに一歩踏み込んだ「服薬管理」の導入と変化についてお聞きします。



◇「今まで以上に社員を知ることができるようになった」。服薬管理が、会社とドライバー双方の安心に繋がる。


───徹底した健康管理を行ってきた御社が、なぜ新たに「服薬管理(harmo)」を導入されたのでしょうか。


これまで、「健康診断受診率100%」「二次検査受診率100%」に取り組み、医師からの「薬で治療していきます」という報告書類の確認まで徹底していました。一方で、薬による運転への影響については、正直、あまり認識ができていませんでした。


そんな中、harmo(ハルモ)の方からお話を伺い、「運転禁止薬」という言葉にハッと気が付かされ、導入をすることに決めました。




───服薬管理を開始するにあたり、社内の反応はいかがでしたか。


harmo(ハルモ)導入の話をした時、社員から反対の声は一つも出ませんでした。「個人情報だから嫌だ」という声も聞いていません。飲んでいる薬は個人情報ではありますが、それによって事故を起こす可能性がある なら、会社が先に気づいてくれる方がいい。社員もそう考えてくれたのだと思います。


もし、いきなり何もしていない状態で「アプリを導入して服薬管理をします」と言っていたら、反対する人が出ていたかもしれません。しかし、これまで「健康、健康」と言い続け、健康経営を実践してきたからこそ、反対がなかったのだと考えています。






───導入後、現場のドライバーの方々にはどのような変化がありましたか。


運用を始めて非常に印象的だったのは、「運転禁止薬が出ているよ」と伝えると、次に病院へ行く前に「先生に出す書類はできていますか」と自分から聞きに来るドライバーが出てきたことです。以前であれば会社に言われて初めて動くという感じだったと思いますが、今は本人が先に動くようになっています。


ドライバー本人も、「運転禁止薬を飲み続けていいのだろうか」と、やはりどこかで不安に思っていたのかもしれません。それを会社が把握し、主治医に確認して、「運転しても大丈夫ですよ」という判断を頂いたり、薬を変えてもらえたりすることで、本人も安心して運転をできようになっているのではないでしょうか。


また、処方された薬のQRコードをアプリで読み取るという行動により、以前は「薬をもらって終わり」だったのが、今は「この薬は何の薬なのか」「運転に影響はないか」というところまで意識が向くようになってきていると思います。



───会社として導入して良かったと感じていることがあれば教えてください。


これまで「健康になりなさい」「病院へ行きなさい」「薬を飲みなさい」までであったところ、「飲んでいる薬はどうなのか」という次の段階に進むことができました。運転禁止薬を飲んでいる社員に対して、会社としてどう接し、指導すべきか。医師からどう処方され、どう指導されているのかを把握できていることは、大きな安心に繋がっています。2017年に大病を患った社員の状況も、今は薬の中身までしっかり把握できていますし、スマートウォッチのアラートと合わせて「どういう状況で運転できているか」を私自身が確認できていることに、とても感謝している状況です。




───業界の中では、服薬管理まで行っていない企業も多く存在するかと思います。河原社長として、服薬管理の実施についてどのように考えられますか?


現在多くの会社は、薬の服用有無を本人の申告に任せているかと思います。しかし、薬による事故の可能性について、会社としても業界としても、もっと考えていく必要があるのではないでしょうか。また、事故が起きてから考えるのではなく、起きる前に「どう防ぐか」を考える業界になる必要があると思っています。



───最後に、導入を検討されている企業の方へメッセージをお願いします。




harmoを導入したことで、今まで以上に社員のことを知ることができるようになった。それが一番大きいと思っています。これまでも、健康診断の結果や、家庭のことなど、はある程度分かっていましたが、治療の状況まで確認できるようになり、会社としても安心できますし、社員本人にとっても安心につながっていると思います。


このサービスを導入したからといって、全部の事故が防げるわけではありません。しかし、事故の原因になり得るリスクを一つでも減らすことができるのであれば、やる意味は十分あると思ってます。運輸の仕事は、人の命を預かる仕事です。そういう意味でも、社員の健康や服薬の状況をきちんと把握することは、これからますます重要になってくるのではないでしょうか。







インタビュー後記


今回の取材では、2017年の出来事をきっかけに、健康を本人や家族に任せるのではなく、会社が守るという判断をされた河原社長のお考えや取組の歩みを伺いました。
服薬の状況まで含めて「社員のことを知る」という向き合い方は、ドライバーが「この薬で運転して良いのか」と一人で抱える不安の解消にも繋がり、安全運行の質をさらに高めることに結びついていました。
一人ひとりの社員と向き合い続ける姿勢が、5年連続の「ブライト500」認定や、「運転寿命」の延伸という形につながっているのだと感じました。


河原社長、インタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました。




 <インタビュー協力企業>
 会社名:有限会社舞子運送
 事業内容:一般区域貨物自動車運送事業、廃棄物処理事業
 ホームページ:https://maiko-unso.co.jp/




◇harmoおくすり手帳 for Driverについて


harmo株式会社は、医療分野で培った専門知識を活かし、運輸業界が抱える健康課題の解決に寄り添います。harmoおくすり手帳 for Driverは、おくすり手帳アプリを通じて、ドライバーの服薬・治療状況を把握することで、健康起因事故の防止を目指すサービスです。服薬忘れや治療中断、眠気などの副作用によるリスクを防ぎ、治療と運転業務との両立をサポートします。


サービスサイト:https://www.harmo.biz/well-harmo/