イベント概要
2025年9月27日(土)・28日(日)に札幌コンベンションセンターで開催された「第29回日本ワクチン学会・第66回日本臨床ウイルス学会 合同学術集会」にて、企業ブースの出展とポスター展示を行いました。
本学会は、感染症対策やワクチン接種に関心の高い医療関係者が多数参加する合同学術集会であり、最新の研究成果や臨床現場での取り組み、製品情報などが活発に共有される場となっています。
開催期間中は多くの医療関係者の皆様に弊社ブースへお越しいただき、誠にありがとうございました。
ポスター討論・意見交換会

ポスター展示では「harmoワクチンケア for healthcare worker(以下、HWシステム)」のグループリーダー・北原沙也加が「医療従事者のためのワクチン接種記録・抗体価管理システムの医療機関における実証実験」をテーマに、島根県の社会医療法人仁寿会での取り組みを紹介しました。
HWシステムを導入したことで得られた改善点や、運用面での工夫について報告しました。従来の紙ベースや手作業による管理方法と比べながら、実証実験の経過やそこで得られた知見を紹介しています。
討論・意見交換会では、医薬系大学の教授や自治体の衛生管理担当の方、企業関係者など、さまざまな立場の方々と活発な対話ができました。同じような課題に取り組む現場の方々と情報を共有できる貴重な機会となり、とても有意義な時間でした。
ブース出展

展示ブースでは、「harmoワクチンケア 医療機関アプリ/ユーザーアプリ」およびHWシステムについて、実機によるデモや導入事例・運用イメージを交えながら紹介しました。
展示ブースを訪れてくださった方からは、免疫機能が低下しやすい基礎疾患を持つ方の予防接種への利用を期待する声が寄せられ、今後の活用や開発に向けた具体的なヒントを得ることができました。
また、予防接種業務のデジタル化への関心は非常に高く、医療機関・自治体それぞれの立場から、現場での活用方法や導入に向けた課題について具体的な質問が寄せられ、今後の展開を見据えた活発な意見交換が行われました。
なかでも特に注目を集めたのが、国が推進する「予予・請求システム」との連携でした。ブースには、シミックグループにおいて自治体向けのソリューションサービスを提供しているCMIC Trust株式会社のスタッフも参加し、来場された方々に向けて予予・請求システムの概要や、現在開発中の医療機関アプリについて紹介しました。
今後に向けて

今回の学会参加を通じて、私たちが提供するサービスを紹介するとともに、医療・行政・企業など多様な立場の方々との対話を通じて、実務に根ざした新たな視点や気づきを得ることができました。
今後も、医療現場の声を丁寧に汲み取りながら、感染症対策に貢献するサービスの開発・改善に、着実に取り組んでまいります。