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【イベントレポート】第40回日本環境感染学会総会・学術集会

イベント概要


harmoワクチンケアは、2025年7月10日〜12日に開催された「第40回日本環境感染学会総会・学術大会」に、ブース出展とポスター発表を行いました。


※ 日本環境感染学会総会・学術集会は一般社団法人日本環境感染学会が主催する年次最大イベントで、医療・介護現場における感染対策(環境感染対策・院内感染対策・地域連携など)に携わる多職種の専門家・企業・研究者が集まり、最新の知見・実践・製品情報を共有する学術集会です。


開催期間中は多くの医療関係者の皆様にお越しいただきました。
ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。



ブース出展の様子


四面のブースで各プロダクトについてご説明しました

harmoワクチンケアの展示ブースでは、現在実証実験中の医療従事者のためのワクチン接種記録・抗体価管理システム「harmoワクチンケア for  healthcare worker:以下、HWシステム」についてご紹介いたしました。
また、予防接種管理サービス「harmoワクチンケア」の医療機関アプリ、ユーザーアプリについて、ディスプレイを使った操作のデモンストレーションを行いました。


展示ブースには、期間中に300人以上もの方々にお立ち寄りいただき、当初の予想を大幅に上回る盛況ぶりでした。多くの来場者にHWシステムのさまざまな機能や、これまでの導入実績等について実機・資料を用いてご説明しました。


また、実際に導入いただいた社会医療法人 仁寿会のワクチン接種・抗体価管理の担当者である上田さんが学会に来場され、弊社ブースに立ち寄ってくださいました。上田さんからは、システム導入の経緯や実際の運用方法、院内での周知活動、サポート事例など、現場での具体的な取り組みについて貴重なお話を伺うことができました。近日中に詳細なレポートを掲載する予定です。お楽しみに!



ポスター発表


これまでの実証実験の成果について発表しました

7月12日には、シミックホールディングス株式会社CCO Lab. HWシステムのグループリーダーである北原沙也加が『医療従事者のためのワクチン接種記録・抗体価管理システムの開発と実証実験』についてポスター発表を行いました。


発表では、医療従事者のワクチン接種記録・抗体価管理における紙運用や人依存などの課題からシステム開発に至った経緯と、星薬科大学で行った実証実験の結果を説明いたしました。



出展を通じた成果と今後の展望


たくさんの方々にお集まりいただきました

展示ブースのデモンストレーションでは、想定を上回る多くの方々にHWシステムに関心を示していただきました。現場でワクチン接種記録・抗体価管理を担当されている方から、データ管理や感染症対策に苦労しているという声が頻繁に聞かれ、「ぜひ詳しく話を聞かせてほしい」といった好意的な反応を数多くいただきました。
具体的な質問は 「HWシステムのユーザー管理ツールは、電子カルテと連携できないのか? 」「ユーザーアプリのみでも使えるのか? 」「特定の感染症に対して“抗体価あり”の人だけを簡単に抽出できないか」など多岐に渡り、管理業務上のニーズについて改めて知ることができました。


ポスター発表では、口頭発表直後に、アナログで職員のワクチン接種・抗体価管理を行っているという医療機関の方からHWシステムに関するご質問をいただくなど、医療機関としても職員のワクチン接種管理についての問題意識が高いことを再確認いたしました。


今後は2026年冬の正式リリースを目指し、医療現場の声を丁寧に反映しながら、さらなる改良に努めてまいります。
引き続き、皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします!