プレスリリース コーポレート おくすり手帳

【第三弾】長期収載品選定療養制度harmoユーザーアンケート、制度認知度は1,002人中46.9%

後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養制度の動向(第三弾)



健康な社会の実現を目指すシミックホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO 中村 和男、以下、シミック)のグループ会社で、医療情報の電子化促進を目指すharmo株式会社(本社:東京都港区、代表取締役Co-CEO 石島 知、山東 崇紀、内上 昌裕、以下:harmo)は2024年11 月5日に「後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養制度の動向(第三弾)」についてホワイトペーパーを公開しました。


ホワイトペーパー概要


厚生労働省の取り組みとして2024年10月1日から「後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養制度※1」がスタートしました。この制度により、後発医薬品(ジェネリック医薬品)がある薬で、患者が先発医薬品の処方を希望する場合は、特別料金の支払が必要となり、その結果、医療費の自己負担が増加するため、市民・患者の治療動向の変化が起きる可能性があります。


PHR(パーソナルヘルスレコード:個人健康情報)の特長であるリアルタイム性の高いデータを活用し、harmoおくすり手帳を利用しているユーザー(以下、harmoユーザー)の調剤情報を解析し、以下の通り公表してまいりました。



  • 第一弾(2024年10月9日発行):制度の対象品目の経口剤における制度開始後初週の後発医薬品率の変化を公開。後発医薬品率が4.41%pt上昇。

  • 第二弾(2024年10月25日発行):解析対象に経口剤以外の全ての剤型を追加し、制度開始後2週目までの後発医薬品率の変化を剤型別、ATC分類別で解析した結果を公開


今回は第三弾として、harmoおくすり手帳の通知機能を用いて、ユーザーに対する長期収載品選定療養制度に関するアンケート調査を実施した結果、回答者1,002名から得られた制度の認知度、制度の理解度、制度導入後の医薬品選択の意向に関する解析結果を公表します。


(※1…厚生労働省「後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養について」https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_39830.html


■第三弾ホワイトペーパー


長期収載品の選定療養制度に関するユーザーアンケート


回答者の通院状況/長期収載品処方状況


長期収載品選定療養制度の認知状況、認知のきっかけ


制度内容の理解度


制度導入後による医薬品選択の意向変化


先発医薬品(長期収載品)を検討する理由


  <概要>



  • 長期収載品選定療養制度の認知度は回答者1,002名中、4割程度。制度の対象となる患者(長期収載品の処方歴があり、制度導入後に調剤を受けている患者)においても約6割に留まった。

  • 既に制度を認知している患者の中で『特別の料金』を正しく理解していた方は4割程度。

  • 制度導入後に後発医薬品へ切替えた方又は切替える予定の方が約15%。状況により先発医薬品を希望すると回答した方が26.5%。先発医薬品を今後も希望すると回答した方が8%であった。


調剤データによる後発医薬品の推移(月次集計結果)


  <概要>



  • 制度導入前の6か月平均(2024年4月~9月)の経口剤後発品率(数量ベース)は81 %、制度導入後の2024年10月で86.53%であり、5.53%pt上昇。


  〔制度導入前月の2024年9月(81.47%)と比較すると5.06%pt上昇〕


第三弾ホワイトペーパーダウンロードはこちら:


https://www.cmicgroup.com/library/harmo_electivecareLLPs-3?utm_source=website&utm_medium=press+release&utm_campaign=Nov2024/


■第一弾、第二弾ホワイトペーパーリンク


第一弾ホワイトペーパーダウンロードはこちら:


https://www.cmicgroup.com/library/harmo_electivecareLLPs


第二弾ホワイトペーパーダウンロードはこちら:


https://www.cmicgroup.com/library/harmo_electivecareLLPs-2


【お問合せはこちら】


本件についてのご質問、詳細解析のご要望があればharmo事業開発本部までお問合せください。


アドレス:harmo_bizdev@cmic.co.jp


________________________


・harmo株式会社


harmo株式会社は、「harmoおくすり手帳」を基盤としたサービスを展開しています。「harmoおくすり手帳」は、個人やご家族が個々の医療・健康情報を活用可能にするスマホアプリケーションで、専用ICカードを合わせ約44万人の利用者を擁し(2024年1月現在)、全国2万軒以上の薬局で利用実績があります。また、川崎市・神戸市・豊中市・さいたま市・滋賀県などでは、地域の薬剤師会と協業し、地域住民の健康増進に資する活動を展開しています。


https://www.harmo.biz


・harmo株式会社の所属するシミックグループについて


シミック(CMIC)は、1992年に日本で初めてCRO(医薬品開発支援)事業を開始し、今では開発から製造、営業・マーケティングまでの医薬品に関する総合的な支援業務を提供しています。製薬・バイオテクノロジー・医療機器などの海外企業の日本市場参入や、アジアでの臨床試験実施、米国と日本における医薬品開発および製造のサポートなども展開しています。また、シミックは個人や自治体を支援する新しいヘルスケアソリューションを提供しており、製薬企業のバリューチェーンを全面的に支援する豊富な経験と実績を基盤として、“個々人の健康価値を最大化”する事業モデルPHVC(”Personal Health Value Creator”)の展開を目指しています。シミックグループは、世界中に7,500人を超える従業員とグループ会社28社を擁しています。


https://www.cmicgroup.com