「薬剤師体験」や「健康チェック」で世代を問わず楽しめるイベントに
神戸市薬剤師会第26回 こうべ福祉・健康フェア
2015年10月4日、健康に関する正しい知識をPRするため、神戸市内の医療・福祉関係の約100団体が出展する市内最大の福祉・健康イベント「こうべ福祉・健康フェア」が開催されました。
神戸市薬剤師会からも、「薬剤師体験」、「血圧測定」、「薬と健康の相談」コーナーに加え、harmo(ハルモ)ご紹介のコーナーなどで出展されました。
harmo紹介コーナーでは、薬局・医療機関用のタブレットを使いながら、harmoの機能をご説明しました。実物に触れることで、多くの市民の方にharmoについて理解していただくことができました。

会場となった神戸市「しあわせの村」
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薬剤師体験
子どもたちが白衣を着て調剤などのお仕事が体験できるとあって、行列ができるほどの人気コーナーでした。イベントを手伝う薬学部生たちの手ほどきで、子どもたちも安心して楽しんでいました。
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「電子お薬手帳サービス harmo( ハルモ)」のご紹介
薬局・医療機関用のタブレットを使いながら、harmoの機能をご説明していただきました。実物に触れることで、多くの市民の方にharmoについて理解していただくことができました。
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血圧測定・薬と健康の相談
血圧測定の結果から、健康のアドバイスも。「身近に頼れる薬剤師」をアピールする場となりました。
参加者の声
神戸市薬剤師会副会長 越後先生
薬剤師体験コーナーは市民向けのイベントとして長年行っています。白衣を着て本物の調剤機器に触れられるので、子どもたちも喜んで参加してくれています。ほんの一端ですが、薬剤師の仕事を体験することで、私たち薬剤師に興味を持ってくれたり、何か伝わるものがあればいいと思っています。薬剤師が気軽に相談できる存在となっていくために、harmoが患者様と薬剤師をつなぐコミュニケーションツールとなることを期待します。
普段薬局でも相談はお受けしているのですが、患者様が多くなるとお待たせしてはいけないという意識もはたらき、じっくり時間をとるのはなかなか難しいです。今日は相談だけに集中できるので、私たちにとってもいい機会です。
(女性 薬剤師)
以前と違って、聞かれることが薬のことだけとは限らなくなってきています。薬局はいろんな診療科の患者様を受け持つので、相談内容が幅広い。まさに健康サポート薬局です。より一層、気軽に相談を受けられる存在にならなければと感じています。
(女性 薬剤師)
神戸市薬剤師会がharmoに取り組むことで、神戸市は電子化の道筋が一本化されます。harmoがスタンダードなものとして、患者様にもおすすめしやすい。今日はイベントなので、ゆっくりとharmoをご紹介できました。
(男性 薬剤師)
イベントに参加した薬学部生の声
Q 薬局・薬剤師の将来のあり方など、何か思うことはありましたか?
薬薬連携(病院薬剤師-薬局薬剤師)が大切だと感じています。たとえば、患者さんが退院をして在宅治療をする場合など、入院時と退院後の情報が分断されないよう、(薬局の)薬剤師は、患者さんの情報を引き継ぎ、在宅治療のサポートすることが重要なのではないかと思います。そのような場面で、将来的にharmoを活用した薬薬連携ができるようになればと思います。
(女子学生)
実習先は、どちらかというと「かかりつけ薬局」という面が強い方だと思います。患者さんと顔なじみにもなれます。だから、患者さんの薬歴、病歴だけでなく、性格や家庭のことまでわかったうえで接していくことが大切だと感じています。そうしていくことで、患者さんからも頼りにされ、何でも相談を受けたりできれば、地域に根ざした薬局になれるのだと思います。
(女子学生)
イベントの感想は?
普段から子どもと接するのが好きだったので、子どもたちが楽しそうにして喜んでくれているのがうれしかったです。こういうイベントを通じて、多くの人たちに薬剤師の仕事内容や必要性をわかってもらうことは大切だと感じました。薬剤師の人気が高くなると自分もうれしいです。
(男子学生)
薬や調剤のことをわかりやすく説明することを学べました。小さい子どもは、混ぜたり計ったりを楽しんでくれればいいのですが、小学生以上のある程度大きい子たちには、調剤の意味や、大切さを少しでもわかってもらえればと、説明しながら体験してもらいました。実習中の薬局では、高齢者の患者さんが多いので、子どもにわかりやすく説明できるということは、お年寄りへの説明にも活かしていけると思います。
(男子学生)
一般のご来場者の声
Q 本日のイベントについて
子どもが薬剤師体験をしました。楽しそうにやっていましたね。少し興味が湧いたようで、「今度薬局に行ったら薬を作っているところを見てみたい」と言っていました。
(40歳代 女性 お子様1人)
Q 薬剤師さんや薬局についてどんな印象をお持ちですか?
子どもを病院に連れて行くので、薬局も利用します。行くたびに思うのが、病院と情報を連携できないだろうかということ。病院で話したことをまた薬局でも聞かれて、ちょっと煩わしく思うことがあります。症状とお薬が合っているかをちゃんと見てくれているのだと思うのですが…。
(30歳代 男性 お子様2人)
子どもが薬剤師体験を面白がってくれました。混ぜたり計ったりするのが楽しかったようです。白衣を着るのもうれしかったみたいです。
(30歳代 女性 お子様2人)
薬局では聞きたいことがあっても、忙しそうなのですぐ帰らないと、と思ってしまいます。こういう相談の場だと細々したことも聞けるのでいいですね。
(80歳代 女性)
Q 薬剤師さんや薬局についてどんな印象をお持ちですか?
薬の飲ませ方、使い方を丁寧に説明してもらっています。症状が止まったら飲むのをやめていいとか、続けて飲ませてくださいとか。小さい子どもの薬は、心配なこともあるので、説明してもらったり質問させてもらえたりするのは安心ですね。
(30歳代 女性 お子様3人)
子どもがアトピーで薬の使い方や塗り方を教えてもらっています。子どもは塗り薬が苦手なんですが、薬剤師さんが「塗らないとこうなってしまうよ」と優しく説明してくださるので、親が言うよりもよく聞いてくれます(笑)。
(30歳代 女性 お子様3人)
Q お薬手帳やharmo(ハルモ)についてどう感じましたか?
電子お薬手帳というのがあることは、以前聞いたことがありました。harmoは、今日初めて説明を聞きましたが、スマホでも確認ができると便利そうです。今度、薬局で作ってもらおうと思います。
(30歳代 女性 お子様3人)
紙のお薬手帳は、子どもと私が持っています。harmoのことは以前、薬局で説明を聞いたことがあります。今後使える薬局が増えてくると思うので、作ってみようと思います。
(40歳代 女性 お子様1人)