患者様へのおすすめ方法

患者様へは最初どのようにご説明されますか。

村杉先生 小児科に来ているお母さん方は、スマホの所有率が高いですから、まずその方々にお声を掛けています。実際に私のスマホにあるharmoのデータをお見せして、触ってもらいます。そうすると「スゴイ。こんなに入ってる!」と好意的です。今70数名が登録されています。「お父さんのスマホにも入れたいから今度お父さんも連れて来る」と、患者様の反応は非常にいいです。小児科が多いので、子ども2人にお母さん、続いてお父さんが登録するというパターンが多いです。お父さんの評価が高いですね。男性はなるべく手ぶらでいたいので、「これはいい」と喜ばれます。

災害時にあると役立つというお話はされますか。

村杉先生 はい。メリットの1つとして、患者様にお話ししています。「災害の時や緊急時にカードやスマートフォン端末をなくしてしまっても、ちゃんとデータが残っていますよ」と言うと、反対される方はいらっしゃいません。

harmoを患者様におすすめする際、まず何をお話しされますか。

村杉先生 「お薬の履歴が実際に見られますよ」ということですね。患者様が自分で見たい時に見られる、これが「自分の身体のことは自分で」というセルフマネジメントであることをまずアピールします。そして「その情報は非常に信頼性があります」ということを伝えます。

患者様からの評価

患者様に一番好評なのはどんな点ですか。

村杉先生 やはりいつでも確認できるということ。子どものものは特に。紙のお薬手帳を持っている方でも「あの時の薬は何だった?」とすぐには分からないことが多いので。

情報が漏れるのでは?と気にされる方はいますか。

村杉先生 患者様から聞かれる前に、先に個人情報に配慮した仕組みについてご説明するので、不安は払拭できていると思います。あと「サービス提供者はソニーです」というと「それなら安心」と信頼感が強いです。

患者様とのやりとりに変化はありますか。

村杉先生 コミュニケーションツールとしての効果は思っていた以上に大きく、驚いています。「この薬の説明にこんなことが書いてあるが…」とか「ここに使用期限が入らないかな?」など、harmoを介して患者様から話しかけられることが多くなり、コミュニケーションが増えました。さらに患者様のご家族の様子、たとえばお父さんが単身赴任といったお話も出たりするのです。我々にはそういうお話も有益な情報です。本当にコミュニケーションが広がりましたね。

待合室の一角にあるキッズスペースに貼付された、harmoアプリの説明POP。お子さんと一緒にお薬を待つ間、アプリをダウンロードしていただけます。

カードリーダーのそばには説明パンフレットを常備。

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